二重の幅が違う? 実は眼瞼下垂が原因かも

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二重の幅はもともと左右まったく同じではなく多少の左右差はあるのですが、目の開きが悪いために二重幅に左右差が出てしまうケースがあります。今回はその一例を紹介します。

20代の男性の方で左右の二重幅を合わせたいと来院されました。よくみさせていただくと右目は瞳孔の半分くらいまで皮膚がかぶさっていて、右の二重幅が広く見えてしまっています。
これは眼瞼下垂が原因になっていると診断し、眼瞼下垂手術を行って開きをよくすると同時に二重幅を調整することにしました。
手術はまず目を開く筋肉=眼瞼挙筋と連なる挙筋腱膜をみつけます。この腱膜が緩んでいることが下垂の原因となっているため、腱膜を瞼板という硬い組織に縫い付けて緩みを矯正します。固定した直後から目の開きはよくなるので、開き具合を目を開けたり閉じたりしてもらいながら術中に調整を行います。さらにスッキリさせるために皮膚切除も追加で行いました。

それでは術後経過をみていきましょう。
目周りの手術は特に出血しやすく内出血班が生じやすいです。また、腫脹といって腫れも非常に強く出ます。目周りの手術では術後2週間くらいは強い腫れが出ると思ってください。
術後1ヶ月ではまだ腫れの影響で二重幅が2倍くらいに見え、開きもまだ悪いように見えますが、術後3ヶ月も経過すると手術による腫脹がおおむね改善し開きも良くなったのがわかるようになりました。術後6ヶ月ではさらにスッキリして二重幅の左右差も気にならなくなり完成となります。目の開きも良くなって二重幅も気にならなくなり大満足の結果でした。

手術名:眼瞼下垂手術
日帰り手術で局所麻酔、時間は片側で45分ほどです。
リスク:内出血、腫脹、感染など
治療費用はこの方の場合は26400円(税込)です。
モニター割引制度があります。

術前
術後1ヶ月
術後3ヶ月
術後6ヶ月

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