美容外科と形成外科

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美容外科は文字どおり美容手術を主に行っているイメージですよね。近年は美容外科の中でも皮膚に特化してスキンケアを中心とした美容皮膚科も増えています。

一方で形成外科って?

聞き慣れない科ですよね。眼科や皮膚科のように対象疾患が科の名前になっていればわかりやすいのでしょうが、病院に勤務していると、いまだに整形外科と間違えて受付にいらっしゃる患者さんが多いです。。 
形成外科は国から認められた19の基本領域の一つであり、保険診療を基本とした立派な科です。
生体機能と整容の両方を診療領域とし、機能回復のみならず、見た目も改善を目指すといった他の科にはない特徴があります。
実際の対象疾患は非常に多く、頭の先から足先まで体表の疾患であれば対応しているのが実際なのです。
なので『体表外科』といってもあながち間違いではありません。皮膚科でもほくろの切除などは行いますが、より深い脂肪や筋肉にもメスをいれているのが形成外科です。さらに体表の中でも特に得意としているのが『顔面』です。
顔面の皮膚、皮下組織、筋肉、骨まで触るのは形成外科をおいてほかはありません。骨折といえば整形外科を思い浮かべる方も多いでしょうが、こと顔面骨に関しては形成外科なのです。
こういった経験により、顔面の解剖は熟知しておりフェイスリフト、二重手術、外鼻形成、顔面の骨切りといった美容外科手術にも生かされています。

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